出典 https://www.facebook.com/toms.japan/
あなたが1足の靴を買えば、靴を必要としている子どもに新しい靴が1足贈られる。
そんな取組みから始まったTOMSの「One for One」をご存知でしょうか。
一人ひとりの購買力がそのまま世界中の人助けに役立てられるというシンプルさが受け入れられ、世界中で支援が靴以外にも広がっている取組みです。
目次
買う力を「与える力」に変える
米国人のブレイク・マイコスキー氏が、アルゼンチンを訪れた際に、足を守るための靴を買うことができない子どもたちに出会ったことから立ち上げたTOMS。
「あなたが靴を1足購入するたびに、TOMSから子ども達に新しい靴が贈られます。」という「One for One」のコンセプトで、これまで70以上の国に7000万足以上が届けられました。
靴はケガや感染症から身を守るのに有効なほか、靴の着用が義務付けられた学校へも通えるようになるため、貧困のサイクルを断ち切るカギとなる教育の機会を与えることにもつながります。
出典 https://tomsjapan.jp/user_data/our-movement.php
TOMSが目指したのは、1個人の購買力を自然に世界中の人助けに役立てること。
援助のために寄付を募るのではなく、買う力を「与える力」に変えることで、本当の意味で継続したビジネスを維持していくことができるのです。
アイウェアを買うと、1人の視力が回復します
出典 https://tomsjapan.jp/user_data/our-movement.php
「靴」からスタートした「One for One」は、現在ではアイウェア(サングラス)やバッグにも広がりを見せています。
TOMSのアイウェアを1つ購入すると、ギビングパートナーを通して視覚障害を持つ1人の視力を回復させる援助が行われるしくみ。バッグを購入した場合は、現地で安全に出産できるよう石鹸やガーゼ、洗浄液など必要な器具を提供や助産師のトレーニングが行われます。
ギビングパートナーとして地域に根付いた団体に協力することで、需要をはっきりとさせ、現地の力を高めることにつなげています。
11年間の「One for One」

出典 http://onedaywithoutshoes.jp/
靴・視覚・安全な出産・安全な水・思いやり・時間など6つのユニークな”GIVE(ギブ)”を100以上のギビングパートナーと協力して必要な人々へ届けているTOMS。日常的に行われている”買う力”を世界を豊かにする力に変えています。
「One for One」参加方法は?
参加方法はとってもシンプルで、TOMSの商品を購入するだけ。
靴はキッズからレディース、メンズまで展開してサイズも豊富。渋谷や新宿の直営店だけでなく、北海道から沖縄まで取扱店舗があり、「One for One」オフィシャルサイトで検索することもできます。
出典 https://tomsjapan.jp/user_data/lookbook2016fa.php
靴やアイウェア、バッグのほか、Apple Watchのバンド(購入されるたびに、電気の通っていない地域の1人に光が贈られます)なども取り扱っているので、まずはオンラインストアをのぞいてみてはいかがでしょうか。
【利用者の声】
【店舗情報】TOMS「One for One」
まとめ
途上国の子どもに靴を贈りたいとの思いから始まったTOMSの「One for One」プロジェクト。
TOMSの商品を買うことがそのまま支援につながるわかりやすさが受け入れられて、世界中にファンを増やしています。
日常的な買い物が持つ力で世界を豊かにしようという取組みに、まずは靴を手に取ることから触れてみてはいかがでしょうか。